日本中央競馬界(JRA)の女性騎手として活躍していた藤田菜七子さん。
調整ルームでのスマホ利用の不祥事と、虚偽報告をして騎乗停止処分になったことで話題になっています。
嘘をついた理由は交信相手の旦那(JRA職員)を守るためだったとも言われています。
嘘つきと言われてもつき通そうとした理由について調査してみました。
藤田菜七子は嘘つきだった?
2023年5月に若手の騎手6人が競争前の調整ルーム内でスマホを持ち込み通信したとして騎乗停止処分を受けました。
当時、藤田菜七子さんも同様に調整ルーム内にスマホを持ち込み厳重注意を受けています。
全騎手に対して「通信機器の不適切使用経験の有無」を調査。その際に藤田はただ一人、自己申告で違反を申し出た。当初は「TwitterとYouTubeを使用した」と明かし、JRAは藤田を厳重注意。
スポニチ
藤田菜七子さんは、その際スマホを利用したが外部の人との通信はしていないと説明しています。
TwitterとYouTubeを使用した
ギリギリスマホの持ち込みが可能な調整ルームの場所だったこともあり、そのときは厳重注意で済んだようです。
しかし、その後JRAの再調査によりスマホの利用は通信だけではなく、知人3人とやりとりをしたことがバレてしまいました。
当時、虚偽の報告をしたとして「嘘つき」といわれ騎乗停止の処分を課せられてしまいました。
リスクがあるにも関わらず嘘をつくなんて、相手の誰かを守りたかったのかもしれませんね!
藤田菜七子が騎乗停止処分後引退!
2024年10月、突然の藤田菜七子さんの電撃引退のニュースが流れました。
それまで何があったのかを時系列でまとめてみました。
時期 | 内容 |
---|---|
2023年4月 | 調整ルーム内にスマホを持ち込み不正使用が発覚 |
2023年5月 | 若手騎手6人がスマホの不正使用で騎乗停止処分。 藤田菜七子騎手も以前のスマホ利用の件で「サイトの閲覧や検索」を行ったことを申告。 厳重注意を受けるが外部との通信は否定。 |
2024年10月9日 | 藤田菜七子騎手がスマホの不正利用で外部と連絡をとっていたことの文春砲をくらう。 |
2024年10月9日午後 | JRAが再調査。 スマホ利用は他者との通信で利用したと白状する。 一時騎乗停止処分を課せられる。 |
2024年10月10日 | 藤田菜七子騎手が引退届を提出。 理由は「一身上の都合」。 |
2024年10月11日 | JRAが引退届を受理。引退が決定。 |
スマホの不正利用を一度は「外部との通信はしていない」と説明していた藤田菜七子さん。
しかし、「週刊文春」で他者との連絡をLINEでとっていたことが明らかになります。
そして、再度調査をされて外部と連絡をとっていたことを正直に白状しました。
一定期間の騎乗停止処分になった藤田菜七子さんは翌日の10日、自ら引退届を提出。
11日にJRAから受理されて引退となってしまいました。
JRAとして16年ぶりの期待の女性騎手だっただけに、とても残念な想いですね!
藤田菜七子が嘘をつき通そうとした理由3選!
JRAでは、公益ギャンブルとして公平性を保たねばなりません。
そのため、騎手の調整ルーム内でのスマホなど通信機器の使用は禁止されています。
禁止されている理由は、レース前に自身についてや馬のコンディションなどの情報漏洩を防ぎ八百長を防ぐ目的でもあります。
では藤田菜七子さんが、スマートフォンの不正利用について隠ぺいと言われる嘘をつき通そうとした理由はなぜだったのでしょうか。
理由① スマホの相手の旦那を守るため⁉
藤田菜七子さんは2024年7月にお付き合いをしていたJRA職員と結婚したことを発表しました。
今回のスマホでの通信相手がJRA職員である旦那だったのではないかと言われています。
そのうちの一人は「(持ち込みで)処分された人もいるが?」と聞かれ「(交際していた頃は)厳しい感じじゃなかったので」と答えており、夫のJRA職員がLINEの相手だったのではないかという疑惑も浮上。
これ以上JRAに迷惑をかけられないとの思いから引退決意へ傾いたとも見られている。
RONSPO
報道した週刊文春は、藤田菜七子さんが通信していた30代男性3人の情報を掴んでいるようです。
そのうちの一人がJRA職員の旦那だったのではと噂されています。
JRA職員の規則は厳しく、騎手の不正に関わっていたとあれば夫も共に処分は免れません。
そのため、最初にスマホがバレてしまったときはJRA職員の旦那を守るために嘘をつき通していたのかもしれません。
相手は誰だったかなど藤田菜七子さんからの正式な発表はないので、実際のところは謎のままです!
理由② 騎乗停止処分が怖かった
ジョッキーにとって、痛いペナルティーの一つが騎乗停止処分です。
騎乗停止処分が下されるとその期間JRAのレースに参加することができません。
同様にスマホの不正使用で競馬界で最も長い期間の騎乗停止処分が下った騎手がいます。
騎手はレースに出てなんぼの世界です。
藤田菜七子騎手は年間平均400レースほど騎乗しています。
それが、9カ月(約36週)レースに出れないとなれば約320レースほどもレースに出れないということになります。
そのため、騎乗停止処分になることを恐れて嘘をつき通そうとしたのかもしれません。
しかし騎乗停止が怖かったとは藤田菜七子さんからは言われていないので、実際はそうではなかったことも考えられますね!
理由③ バレたら強い馬に乗れないから
競馬レースに勝つためには、様々な要素があると言われています。
その一つに、格言となっている一言もあります。
もし、不祥事がバレてしまったら多くの人の信頼を失ってしまいます。
JRAや厩舎、馬主からの信頼も無くなってしまい強い馬への騎乗を任されなくなってしまうかもしれません。
強い馬に乗れなければ勝利の確率はグンと下がってしまいます。
今後も一流の女性騎手として活躍したいからこそ、とっさに嘘をついて嘘つきとなってしまったのかもしれません。
しかし嘘をついていたのは事実のようです。
なぜ嘘をついていたのかは公式には発表されていないのでもちろん違う可能性もあります!
藤田菜七子が嘘つきになった理由3選!スマホの相手の旦那を守るため!?・まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで、藤田菜七子さんが昨年のスマホの不正利用について嘘をつき通そうとした理由について調査してきました。
- スマホの相手の旦那を守るため⁉
- 騎乗停止処分が怖かった
- バレたら強い馬に乗れないから
通信相手の一人は旦那だった可能性もあるとのことですが、その内容は八百長などではなく日常会話程度だったことも報道されています。
八百長では無かったにしろ、規則を破ってしまったことにはかわりなく重い処分が下ってしまいました。
今回の騒動で引退まで追い込まれた藤田菜七子さん。
今後の活躍が見れなくなってしまったのは残念でなりません。
馬への愛をもつ藤田菜七子さんの次のステージでの活躍を期待したいと思います!